オードリー・ヘプバーンさんの生き方から、つらい経験とどう折り合いをつけるかを考えました。
女性が気になる話題について、スタジオで生討論を繰り広げるフジテレビ『ノンストップ!』の金曜恒例コーナー「ノンストップ!サミット」。
5月13日(金)の放送では、公開中のドキュメンタリー映画「オードリー・ヘプバーン」を紹介し、「オードリー・ヘプバーンの生き方から考える つらい経験…心にどう折り合いをつける?」というテーマでトークを展開。
ほか、「子供のスマホ 親の向き合い方」というテーマについて、MCの設楽統さんと三上真奈フジテレビアナウンサー、千秋さん、カンニング竹山さん、虻川美穂子さん、「婦人公論」元編集長の三木哲男さんと討論しました。
愛されなかったつらさを、他者を愛することで克服したヘプバーン
イギリスで生まれたヘプバーンさんは、幼少期に父が失踪。その後、オランダで戦争を経験するなど苦労を重ねました。
2回の結婚生活も決して幸せとは言えない状態でしたが、子どもたちのために結婚生活を維持しようと尽力。30歳を過ぎたころに、自分を捨てた父との再会も果たしますが、父は冷たい反応で、家族の愛を感じることができずに傷ついたといいます。
そんな父でも、許すことを決めたというヘプバーンさん。大スターの知られざる素顔に触れた竹山さんは、「なぜユニセフの親善大使をやることになったのか不思議だったが、理由がわかった気がする」と納得の表情に。
千秋さんは「25年間、心のどこかにお父さんのことが引っかかっていたんだと思う。ハッピーエンドではなくても区切りがつけられたことで、前に進めたのではないか」と語り、番組公式SNSにも「普通の人生を送れるだけでも、幸せなこと」「家族を大切にしようと思う」などの感想が届きました。
晩年は、ユニセフの親善大使として活動し、彼女のおかげでユニセフの規模が急拡大したというエピソードに、虻川さんは「自分に足りなかった愛を人に与えることで、(辛い経験を)乗り越えていく。パワーが強い」と、感動した様子でした。
過去の人間関係のもつれ…どうやって気持ちに折り合いをつける?
「パワハラで退職したときの上司に対してモヤモヤした気持ちを抱えていたが、50歳になったのを機に、この場にいない人のことで悩むのをやめようと決意した」という、51歳女性のエピソードも登場しました。
視聴者の意見を募る「せきらら投票」で「過去の人間関係のこじれが、今も頭に浮かぶことはある?」と問いかけると、
「よくある=75%」
「あまりない=25%」
という結果に。
虻川さんが「根に持つタイプですから。自分の器が小さいとわかっていても、思い出してしまう」と苦笑すると、千秋さんは「イヤな思い出にしないために、長い時間をかけてリベンジしている。例えば、好きだった彼を親友に横取りされたときは、10年後にその彼とお付き合いして『イヤな思い出』から脱却した」と体験談を告白し、スタジオを驚かせました。
一方、竹山さんと三上アナは「考えても仕方ないから、ご飯のこととかハッピーなことを考える」「お酒を飲んで寝たら忘れる」と、気持ちの切り替え方を伝授しました。
子供のスマホ、使い方などのルールはどうやって決める?
「子供のスマホ 親の向き合い方」というテーマでは、「せきらら投票」で「子供のネットやスマホで心配な点がある?」と問いかけました。
虻川さんが「不安しかない」と言う通り、投票も
「よくある=71%」
「あまりない=29%」
という結果となり、悩んでいる親が多いことが明らかになりました。
インターネットに関する調査では、利用率が2歳で50%を超え、10歳では93%以上という結果も出たといいます。
竹山さんは「ネットリテラシー教育を国がしっかりやるべき」と主張しましたが、三木さんによると学校でもまだ議論が追いついていない状態なのだそうです。
言葉だけのコミュニケーションで仲間はずれになってしまったら…?
「親友同士のLINEグループで『かわいいね』というつもりで投稿したのに、『かわいくない?』の『?』を忘れたせいで、学校でも仲間はずれになってしまった」という事例も紹介されました。
千秋さんは「もし自分が仲間はずれにされたら絶望的な気分になるけれど、こういうことがしょっちゅう起きているのでは?」と分析。竹山さんは「面と向かって言えないことはSNSでも言わない、というルールが必要」と語りました。
「こどもスマホルール」という書籍を執筆した兵庫県立大学の竹内和雄准教授によると、SNSが絡んだ人間関係は、1週間程度で変化するので、子供たちは悩みがあっても大人に相談しないケースが多いのだそうです。
「大人に相談すると、大人が“暴走”して大ごとになる」と、竹内准教授が子供たちの思いを代弁すると、SNSには「グループLINEを学校で禁止してほしい」「文字だけで気持ちを伝えるのは難しい」など、さまざまな意見が寄せられました。
インスタグラムでの“匂わせ”がトラブルのもとになることも!
「合唱コンクールで指揮者を担当することになったのだが、友達のインスタグラムのストーリーズに『女王様気取りはやめて』と投稿が。自分のことかとモヤモヤする」という高校2年の女性のお悩みでは、竹内准教授が「最近は、SNSの“匂わせ”で相手をじんわりと追い詰めていくので、トラブルが見えづらい」と指摘。
竹山さんが「同じようなことを大人もやっているから、まずは大人が変わっていくべき」と断言する一方で、千秋さんは「大人には理解できなくても、子供たちはこういう人間関係が当たり前になっている前提で対応を考えるべきでは?」と問題提起しました。
実際、中高生の間ではアバター同士で交流するメタバースアプリ「ZEPETO」が人気だそうで、その空間を見た千秋さんと虻川さんは「楽しそう!」「やってみたい!」と大盛り上がり。
竹山さんは「楽しそうな一方で、悪いこともやろうと思えばできてしまう。アナログの世界で守るべきルールをきちんと教えなければ、ネットを使う際のルールも守れない」と熱弁し、竹内准教授はスマホを使う際のルールの決め方も教えました。
何よりも「親が子供に相談してもらえる存在であることが大切」という竹内准教授の言葉に、千秋さんは「スマホを渡す前に、子供が使いたいと言っているアプリを親が使ってみなければ」と親の努力の必要性にも言及しました。
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