現在、CS放送フジテレビTWO ドラマ・アニメ/フジテレビTWOsmartで放送・配信されているグルメガイド的オリジナルドラマ『純喫茶に恋をして』。
売れない漫画家の烏山純平(戸塚純貴)が自らの才能の枯渇に愕然とする中、毎度、何かに導かれるように迷い込む純喫茶。本作は、そこで起こる出来事から妄想を膨らませ、やがて創作意欲を取り戻していく純平の姿を描く。
第5話の舞台となったのは、花街がいまだに姿を残す下町・向島の名物喫茶店「カド」だ。
店内に入るやいなや、その内装にビックリ。ここはヨーロッパ?と思うような西洋画が壁一面に飾られ、見上げればシャンデリアが。
その一方で、レトロな扇風機や時計がいたるところに置かれていたり、手書きのメニューが貼られていたり。まさに西洋の文化を取り入れ始めた明治維新の時代にタイムスリップしたような感覚に陥ってしまう。
こちらのお店の名物は「活性生ジュース」(600円)。蜂蜜、アロエ、セロリ、パセリ、グリーンアスパラ、レモン、りんごといった材料をミキサーにかけた、見るからに栄養満点のオリジナルドリンクだ。
「昔は料亭に向かうお客さんや芸者さんたちが栄養ドリンクがわりに飲んでたんですよ」という、店主のうんちくもついてくる。
もの珍しさから純平が注文したのは、ホットオレンヂ(500円)と、くるみブルーベリーパンのなすモッツァレラサンド(400円)。
肌寒い日にピッタリなホットオレンヂを口にした純平は「ホッとする美味しさ…身体の芯まで温まる…」と、しみじみ。
縦3枚にスライスしてソテーされたなすがぎっしり挟まれ、ずっしりとした見た目のモッツァレラサンドは、くるみブルーベリーパンが絶妙な具合にトーストされていて、一口噛めばカリッと音を立てる。
もう、こんなの、美味しくないわけがない!音だけですでに「飯テロだー!」と、叫びだしたくなってしまう…。
あれ、今回はグルメシーン少なめ?と、油断するなかれ。気が緩んだ頃にまたやってくる、第二の飯テロ!犯人は、今回のヒロインが注文したくるみパンのコロッケサンド(400円)。
断面からも、コロッケのサクサク感が伝わってくる。反面、ソースが絡んだ千切りキャベツはきっと、しっとりしていて…。サクサクとしっとりのコラボを想像するだけでよだれ必至の一品だ。
店舗情報
店名:カド
住所:東京都墨田区向島2-9-9
定休日:月曜
営業時間:11:00 − 21:00
第5話を見逃した方は3月9日(月)27:20~27:40、3月24日(火)15:10~15:30の再放送をチェック!
第6話は3月14日(土)10:30~10:50放送予定。