映画「最後まで行く」で集まった3人が、映画や芝居、エンターテインメントについて語ります。
5月28日(日)の『ボクらの時代』は、岡田准一さん、綾野剛さん、映画監督の藤井道人さんが登場する後編が放送されます。
綾野剛の役作りはアスリート的でもあり、芸術的でもある
岡田さんは、綾野さんについて「役者としての在り方を探求している感じがする」と語ります。
綾野:ああ、うれしいですね。
岡田:それは、まぶしいなって。金髪になって、形作るのに、顔が変わってくるまでに3日かかるとか。
藤井:うん、うん。
岡田:分析して、作り上げていく様っていうのが、アスリート的でもあるけど、芸術的でもあるっていうか。
綾野:そうなんですか。そんなこと言ってもらったことなかったので…。
岡田さんは、自身が「もう二度とやりたくない」と思う役作りも、綾野さんは「平気でやっている」と語ります。
すると、綾野さんはその原動力を明かします。
藤井道人監督「自分が常にチャレンジャーでいられる企画を」
藤井さんの映画監督としての活躍ぶりを、岡田さんは「ジャンルレス」と表現します。
岡田:ジャンルレスっていうのは、なんか、映画「新聞記者」をやられたり、社会的なものをやられたり、恋愛もの…映画「余命12年」?
藤井:「10年」。
綾野:「10年」です。
藤井:ウイスキーみたいに(笑)。
岡田:長くなっちゃった。「10年」ね。
藤井:はい。
岡田:「余命10年」。恋愛ものをやったり。カテゴリじゃない、自分の幅をどんどん広げていくスタイルという気がするんですけど、それは意識しているんですか?
藤井:めっちゃ意識してますね。やっぱり1回、自分の中で成功というか、正解を導き出してしまったものにすがると、癖がつく気がするんですよね…。
藤井さんは「自分が常にチャレンジャーでいられる企画」を大切にしていると語り、今回(公開中の映画「最後まで行く」)で藤井作品4回目の出演となる綾野さんへも「撮ったことのない剛さん」を目指したと振り返ります。
岡田准一「アイドルの自覚は、もともとない」
前編では、藤井さんは「アイドル時代の岡田さんの、キュートな一面が、すごく好きだった」と語っていましたが…。
藤井:格闘技だったり、映画もたくさんやっていて。今も、アイドルである自覚はありますか?
岡田:そうですね。どう言えば理解してもらえるかわからないですけど…もともと、ない。
藤井:ああー。
岡田:もともとないって言ったら怒られるけど。あんまりカテゴライズを自分の中でしてこなかった。なんだろう、時代が変わっていくので。僕らの初期は、「アイドルからの脱却」っていうのを先輩たちも狙っていて。でもそれが、時代が変わればアイドルファンも増えて、「アイドルに誇りを持ってやれ」という時代に、なっていくし…。
岡田さんは、自身の経験を交えながら、10代からの思いを明かします。
ほかにも、役者としてのこだわりや、「つまらない」というプライベート、岡田さんが20代のころから挑み続けている夢など、さまざまな話題を展開します。
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