奥平大兼さんが、高校時代に悩んでいたことを明かしました。
6月23日に公開される映画「君は放課後インソムニア」は、不眠症に悩む2人の高校生の揺れ動く心情を描いた青春物語。
石川県七尾市に暮らす高校生・中見丸太(なかみ・がんた)は、不眠症を父親に相談できず、憂鬱で孤独な日々を送っていた。そんなある日、使われていない天文台で同じ悩みを抱える曲伊咲(まがり・いさき/森七菜)と出会う。
心の平穏を保つための大切な場所として、勝手に天文台を使用していた2人。しかし、それが学校にバレてしまう。2人は正式に天文台を使用するために、休部中だった天文部の復活を決意するが…。
フジテレビュー!!は、本作で森七菜さんともに主演を務める奥平大兼さんにインタビュー。不眠症の悩みを打ち明けられずストレスをためる丸太役について、また、石川県で行われたという撮影の裏話や不眠、高校時代の悩みについてなどを聞きました。
丸太の悩みは「僕が分かってあげなければと思った」
<奥平大兼 インタビュー>
──完成した作品を見た感想を聞かせてください。
画がすごくキレイで、映画館で見る作品としてはピッタリだなと感じました。
感想がフワッとしていますが…この作品に限らず、自分が出演した作品を最初に見るときは、純粋に見られないというか、素直に感想が出てこないんです。どうしても自分の粗探しをしてしまうので。だから、公開されたらもう一度見に行かなくちゃと思っています(笑)。
──演じた中見丸太は、どのような人物と捉えて演じていましたか?
性格や考え方は、原作で描かれているので…そこにとらわれすぎるのも良くないけど、突き放しすぎるのも良くないと思っていました。だから、不眠症に対する思いや伊咲(森)と話しているときのニュアンスは、原作を少し参考にしました。
でも、細かい部分は僕自身の感覚で演じていて。「丸太はどんな役?」と聞かれると、丸太なんだけど自分でもあるという…説明が難しいです。
──原作を少し参考にした、とのことですが、何回も読み直すなどしたのでしょうか?
2回くらいしか読みませんでした。それは、丸太を好きになりたくないから。
好きすぎるが故に、原作を知っているが故に「ここはこうだ」と視野が狭くなるのは良くないと思っていて。僕はあくまで演じる側なので、原作を読むときはフラットな目線で、“作品の良さ”を重点的に見るようにしていました。
──不眠症を友人に相談できない、丸太や伊咲の気持ちは理解できますか?
丸太たちは、寝るという普通のことができないことに悩んでいますが、自分が普通ではないという感覚が嫌だったり、うまく自分の中で消化しきれなかったりするのかな、と。その感覚はちゃんと僕が分かってあげなければと思っていました。
「眠いとイライラするんだ」とか、中途半端な解釈はしたくなくて。イライラすることに関しては…寝られていないとストレスが溜まりますし、周りの音がすごく大きく聞こえるようになりますよね。僕も経験はあるので、そういうところから丸太たちを理解する努力をしました。
あとは、自分が普通じゃないことを、ためらわずに打ち明けられる子もいるけど、できない子もいる。僕も打ち明けることが得意ではないので、その部分は理解できていたと思います。
──奥平さん自身、不眠に悩んだことはありますか?
別の日の取材で、「僕は全然寝られる」と話していたんですけど、本当にこの1週間ぐらい不眠になってしまって(笑)。
作品のことを考えると眠れなくなるんですよね。「明日の撮影、どうしようかな」と考え込んでしまって。昨日も10時くらいには布団に入っていましたが、朝の4時くらいまで眠れませんでした。寝られない時間が長すぎてつらかったです。
──眠れないときはどうしますか?
寝るまでずっと目を瞑っているだけです。ほぼ瞑想(笑)。その時間に考えていたことが解決するわけでもないので、眠くなるまで耐えるしかないんですよね。
──先日の舞台挨拶で、クジラの声を聞くと落ち着くと話していましたが。
クジラの声は、落ち着くんですけど…一定の時間を超すとうるさく感じるんです(笑)。限度は30分くらいですかね。だから、今の不眠の対策には向かないなと思っています。
<奥平大兼 “鯨の鳴き声”の魅力を力説「寝れないときに聞いています」>
石川県のロケ地に感激!「また機会があったら行きたい」
──印象に残っている撮影エピソードを聞かせてください。
伊咲のおばあちゃん家のシーンを撮影するために能登島に行ったのですが、ロケーションが最高でした。近くに海が見えて、自然に囲まれた静かな場所で、透き通った空気感で。ステキな場所でしたね。
撮影では、実際に地元の方がお住いのお宅を借りていたのですが、家主のおばあちゃんともたくさん話しました。近くの学校のこととか、おばあちゃんの家族のお話とか。すごく楽しかったです。
あのおばあちゃん家、また機会があったら行きたいですね。
──天文部として、伊咲と星を撮影しに行くシーンも印象的でした。
丸太が一眼レフで星を撮影するシーンはいくつかあって。カメラの設定なども覚えることができたので楽しかったですし、初めて星を撮影したので、うまく撮れたときはすごく感動しました。
もう星を撮るときのカメラの設定は分かるので、他の作品で地方に行ったときに撮影して楽しんでいます。
──もともと星は好きでしたか?
東京に住んでいると、あまり星を気にすることがなくて、星座もオリオン座しか分からないです(笑)。
でも、作品で地方に行くと「そういえば、星キレイに見えるかな?」と思うこともあって。この作品以降はより気になるようになったかもしれません。
──高校生時代、何か悩みはありましたか?
高校1年生のときに初めてお芝居をやらせていただいたのですが、それから、中学時代のようにキャピキャピできなくなった、ということはありました。
中高一貫校だったので、友だちは変わらなかったのですが、僕だけ友だちのノリについていけなくなって。大人ぶっていたのか、役を引きずっていたのか…体力も、気力もなかったんですよね。それが悲しかったというか、楽しめたらよかったのに、と思います。
しかも、当時は仕事もあったし、コロナ禍で学校行事もなかったですし。そのうちにみんなも進路を考えるようになって、落ち着き始めて。今思うと、もっとキャピキャピしたかったですね。
──最後に、映画の見どころをお願いします。
高校生には伊咲と丸太に共感してもらえると思いますし、高校生ではない方にも、自分の学生時代を思い出させてくれる温かい作品になっています。
それと、この映画では原作に比べて多くの大人が伊咲と丸太に関わってくるので、お子さんがいらっしゃる皆さんにはまた違った見え方もあるかもしれません。
青春映画ではありますが、それだけではない、彼女、彼らの生きた証を見ていただけたらうれしいです。
映画「君は放課後インソムニア」は、6月23日より、全国公開。
配給:ポニーキャニオン
(c)オジロマコト・小学館/映画「君ソム」製作委員会
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