株式会社dinos
学生の商品企画案から生まれた「サイドテーブル付きポールハンガー」を本日より販売

 株式会社dinos(本社:東京都中野区、代表取締役社長:加藤 浩輔)は、長岡造形大学(所在地:新潟県長岡市、学長:平山 育男)との産学連携プロジェクトより誕生した「サイドテーブル付きポールハンガー」を、本日7月18日よりディノスオンラインショップにて発売します。
 この商品は社会で即戦力として活躍できるプロダクトデザイナー人材の育成のために、学生が商業ベースでものづくりをする「プロダクトデザインに関する産学連携プロジェクト」より誕生。今回初めて商品化されたのは2回目の実施である2024年度に提案された作品で、昨年10月に行われた最終プレゼンにて選出された4作品のうちの1作品です。



●商品概要
「朝の支度が心地よくなる」をコンセプトにした、サイドテーブルとコートハンガーを融合したハンガーです。ポールハンガーの足元はデッドスペースになりがちですが、テーブルを付けることで、眼鏡や時計などの小物を置くことができ、翌日のコーディネートが軽やかに完成します。圧迫感なく置けるスリムなサイズ感ながら、収納力は充分。寝室や玄関、リビングや通路においても違和感なくお部屋に溶け込みます。
商品ページ:https://www.dinos.co.jp/p/1282300788/
価格:29,900円(税込)
サイズ:幅37.5cm、奥行37.5 cm、高さ157.5cm、重量7.5kg

●提案者 長岡造形大学造形学部デザイン学科3年 齋藤幸季美さんのコメント  ※提案当時は2年
「今回の演習では学生らしい自由なアイディアを求める授業課題とは違い、品質管理を通して実際に商品化し販売するという制約と目標があったため、『見学させていただいた工場の設備で製造可能かつディノスのエンドユーザーのニーズに応える』という点をとくに重視し制作した。自分がデザインした製品が全国販売されることはプロダクトデザイナーとして大きな一歩だと思うが、学生のうちに叶えられることを大変うれしく思う」

●指導教員 長岡造形大学造形学部デザイン学科 准教授 金澤孝和氏のコメント
「在学中に商品化されたことの学びの効果は大きい。授業内でもユーザーベネフィットとコスト(材積~製造工程~流通)そして安全性の配慮などへの意識は繰り返し求めているが、通常の授業とは違うリアルを学べたはずだ。デザインの先にある、使う・作る・売るなど関係する人々のことを考えなければ採用につながらない難しさを体感できた。学生の原案を尊重して商品化してくださった関係各位にあらためてお礼申し上げる」

●商品開発担当 株式会社dinos 家具収納室 川井理恵のコメント
「齋藤さんが考えたラフスケッチや簡易モデルから、通販で販売するために組み立て式の構造を考え、スタイリッシュな見た目は生かしつつも頑丈なつくりに仕上げた。新潟県にあるメーカーなど作り手の力を借りながら、サイズもデザインもほぼ原案通りに商品化ができ、非常にうれしく思っている。齋藤さんのアイディアが詰まった商品がお客様のもとに届き、どのようにくらしに溶け込み活用していただけるか、とても楽しみに感じている」

【「プロダクトデザインに関する産学連携プロジェクト」の概要】
●目的
2023年度より開始。価格やターゲット、素材や構造、品質など、様々な制約が重なる商業ベースでのものづくりを行い、それが実際にお客様の手元に届くまでの流れを学んでもらうことで、学生のクリエイティビティと、社会に出てから企業に求められることのギャップを縮め、卒業後すぐに社会で活躍できるプロダクトデザイナー人材育成を目指しています。
●2024年度の課題
ディノスで販売できる「45cm×45cmに置けるコートハンガーラック」の提案が課題。さらに、商品化を前提として、新潟県内で生産・産出される素材の採用、地元メーカーでの試作・生産が可能であることなどの条件をつけました。
●2024年度のスケジュール
第1フェーズ(2024年7月~)…講義、製造工場見学、プレゼンテーション
第2フェーズ(2024年10月~)…デザイン調整、検証・試作、販売戦略立案等発売に向けた準備
※第2フェーズは学生の参加は任意

●参加企業
株式会社dinos
●協力企業
株式会社IKASAS DESIGN(プロダクトデザインに関する講義)
ホクリク総業株式会社(燕三条エリアのものづくり、製造に関する講義)
株式会社アベキン(材料、製造に関する講義、サンプル試作)
●指導教員
デザイン学科 金澤孝和准教授、山田英嗣助教
●参加学生
プロダクトデザイン学科3年生2名、デザイン学科2年生5名、計7名(学年は2024年当時)
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