北海道・札幌の中心地に植えられている“1本の街路樹“をめぐり、住民が困惑しています。
近隣住民:
切らないでほしいですね
近隣住民:
伐採すべきですよ。
めざまし8は現地を取材。周囲の木とは違う木が1本だけ植えられている現場を、すぐに見つけることができました。
番組スタッフ:
あー、この木ですね~。
札幌市中央区の道路わきに植えられた1本の木。
何の変哲もない木に見えますが…、横から見てみると道路に枝がはみ出しています。
周りの木を見てみると、手入れがされており、道路にはみ出している枝などはありません。
この1本だけが他の木と違っているのがわかります。
よく見ると、ある張り紙が…。
<お知らせ>
この樹木は道路管理の支障となっております。この桝に樹木を植えた方は、7月15日までにお申し出いただきますようお願いいたします。
なお、お申し出がない場合、管理者にて樹木を撤去いたします。
中央区土木部維持管理課
実はこの木…、札幌市が管理するイチョウの木ではなく、誰かが無断で植えたとみられる「クワ」の木だったのです。
札幌市土木部 三上慶三維持管理課長:
こういった横に広がるクワの木っていうのは札幌市では、街路樹としては植えてないということです。
そもそも、今年2024年6月「枝葉が道路にはみ出して危ない」と市民から相談が寄せられたのだといいます。
札幌市土木部 三上慶三維持管理課長:
(クワの木は)枝とかが車道に出たり歩道をだいぶ覆ってて危ない。
すると取材中、配送業者のトラックが、「クワ」の木の真横に停車。枝葉が車体にあたっているように見えます。
市は、この木が道路管理の支障となっていると判断しました。
住民は「クワの木」が必要?不必要?
近隣住民の中には、このクワの木が必要だという人もいます。
住民が書いたメモ:
切らないで下さい。歩道に木陰ができて助かっています。
近隣住民:
あまり私は植物を切ったり、伐採するのが好きでないから。
近隣住民:
札幌市は緑が多いところだから伐らないでほしいですね。
過去には、管理者不明の柿の木が植えられたり、中央分離帯に無許可でバナナが植えられるなど騒動になったこともある、公道に植えられた「木」にまつわる問題…。
今回のこの「クワ」の木は、いったい誰が植えたのでしょうか?
近隣住民:
ここら辺、昔は桑園って言ったんですよね。桑園っていうのは、クワの木が多かったんですね。それなら、なるべく残した方がいいかも、散るのは大変だけど、落ち葉は。
住民によるとこの付近は、以前、クワの木が生い茂る「桑園」と呼ばれる場所だったそうです。
札幌市は、7月15日までを期限に、植えた人の申し出を求めていましたが、名乗り出る人はいませんでした。
危険な状況にあるとして、市は予定通りクワの木を伐採し、その後、新たな街路樹を植えることを検討しているといいます。
(『めざまし8』 2024年7月17日放送より)
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