8月11日(水)、都内で「RIZIN.30」(9月19日・さいたまスーパーアリーナ)の追加対戦カード発表記者会見が開かれ、ぱんちゃん璃奈選手のRIZIN初参戦が明かされた。
すらりとしたスタイルを生かすような淡いパープルのオールインワン姿で登場したぱんちゃん璃奈選手。KNOCK OUT-BLACK 女子アトム級王者のベルトを抱え「まるで夢のよう。ひとつ夢が叶いました」と笑顔を見せた。
ぱんちゃん璃奈選手をテレビで見たことがあるという人も多いだろう。幼少期から水泳を習い、中学の時に陸上部にスカウトされ転入し才能を開花。しかし高校生の時の疲労骨折を機に高校を中退。新たな環境を求め大阪から上京し、キックボクシングの世界へ入った。
11連勝中!「当日は自分だけが輝きます」
アマチュアで12戦11勝、そして19年2月にデビューすると、その後は現在まで11連勝を飾り着実に進化している。RIZINでは女子のキックボクシングが行われるのは初めてのことで、会見では「先駆者と言われるよう、当日は自分だけが輝きます!」と勝利宣言をした。
対戦相手の百花選手も同じく大阪出身で、中学2年でキックボクシングを始め、10年12月にプロデビュー。キャリアは10年を越え、40戦を経験しているベテランだ。百花選手は「インパクトのある試合を見せて女子キックボクシングの魅力を広めたい。ぱんちゃんは有名な選手なので、勝ったら大チャンス。つかみに行きたい」と気合たっぷりだ。
「総合格闘技は考えていない。キックボクシングの魅力を伝える」
ぱんちゃんは笑顔で「試合当日は、自分のパフォーマンスを見せる。相手の動きは気にしてない」と自信満々にコメント。さらにRIZIN参戦は去年から熱望していたと振り返り「去年から出させていただきたいとメディアで語っていましたが、去年出なくてよかったです。今は去年よりも大分成長しています。総合格闘技をやってほしい、という声もいただきますが、私はキックボクサーとして魅力を伝えていきたいです。今は総合格闘技は考えていないです」と、あくまでも女子のキックボクシングを盛り上げると宣言した。
会見では、昇侍選手vs鈴木千裕選手、太田忍選手vs久保優太選手、佐々木憂流迦選手vs堀江圭功選手、武田光司選手vs矢地祐介選手のカードが発表された。