出先で強烈な便意や尿意に襲われ、トイレが見つからずに探しているときの絶望感や、我慢の限界域で便座に腰を下ろしたときの安心感は、誰しも一度は経験したことがあるでしょう。

私達が日々何気なく行っている排泄行為も、「トイレが見つからない」というたった一つの事案によって緊急事態に陥ってしまうことは、日常が常に危険と隣合わせであるという事実を再認識させてくれます。

老若男女、貧富貴賤に関わらず、我々は便意や尿意の前に等しく無力であり、古来より「with便意」、「with尿意」の世界を生きてきました。

誰かが宣言を発令された際には、人類一丸となって下腹部の痛みを分かち合いましょう。

「緊急事態宣言」を発令し、プロデューサーは内股で会議室を飛び出した。

これを英語で言うと…

The producer made a declaration of a state of emergency and jumped out of the meeting room pigeon-toed.

Point: 緊急事態宣言 = declaration of a state of emergency

Declaration で「宣言」を表現し、state of emergency で「緊急事態」を表現します。

Declaration of Declaration of human rights = 人権宣言 や Declaration of independence = 独立宣言 などの公式にはっきりと宣言する言葉としてよく使われます。

例文内の pigeon-toed = 内股 のpigeon は鳩のことで、内股で歩く姿が鳩に似ていることからきています。

また、duck-footed で外股(ガニ股)を表現でき、duck = アヒル のように外股で歩く姿が似ていることからきています。

いずれも、内股 = in-toeing と 外股 = out-toeing でも表現できます。

「declaration of a state of emergency」、ぜひ使ってみましょう。それではまた次回!

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