生田斗真「出会った女優さんの中で一番」門脇麦の帰宅の早さに驚き

全ての画像を見る

生田斗真さんが主演を務める、映画「渇水」の公開直前イベントが5月24日に行われ、生田さん、門脇麦さん、髙橋正弥監督、企画プロデュース・白石和彌さんが登壇しました。

この作品は、第70回文學界新人賞を受賞し、第103回芥川賞候補となり注目を浴びた河林満さんの同名小説を実写映画化。

心の渇きにもがく水道局職員の男が、幼い姉妹との交流を通して生きる希望を取り戻していく姿を描く人間ドラマです。

＜生田斗真 主演映画「渇水」の公開が決定！「世の不条理に疑問を持ち始める主⼈公に」＞

本作への参加の決め⼿を聞かれた⽣⽥さんは「たくさんの⼈の思いや、作品への愛情が詰め込まれた、ただならぬオーラをもった脚本でした。参加しないと後悔するだろうなと思って、即座に参加させてもらうことを決めました」とコメント。

⾨脇さんは「台本を読ませていただいて、『なんていい本なんだろう』と思ったのと、⽩⽯さんと何度もご⼀緒しておりまして、⽩⽯さんが『⾨脇さんで』と⾔ってくださっていると聞いて、断る理由がありませんでしたね」と語りました。

一番大変だったシーンの話題になると、生田さんは「磯村（勇斗）くん、そして子役の2人（山﨑七海、柚穂）とアイスを食べるシーンがありまして、長回しの撮影だったので、アイスを何本も食べて頭が痛くなりました」と笑顔。

続けて「特に磯村くんは、食べ切らなきゃいけないという使命があったので、あの時期にはなかなか見れない、“震える磯村勇斗”というのがみえましたね」とコメントし、会場の笑いを誘いました。

門脇さんは「生田さんと対峙して家を出ていくシーンで、『雨なので今日は撮れません』というのが2、3回ありました」と振り返り、「大切なシーンということもあり、撮って不安な気持ちを終わらせたいと思っていたので、ようやく撮影できた日は、清々しい気持ちでした」と話しました。

すると、生田さんが「麦ちゃんは、僕の出会った女優さんの中で、一番帰るのが早いんです。走って車に帰るんですよ」と現場でのエピソードを披露。

早く帰る秘訣を聞かれた門脇さんは、「段取りをちゃんと組むことですね。走りながら、脱げるものは脱いでおくのは、一番大きなコツです！」と笑顔を見せました。

最後に、生田さんは「この映画はエンタメ作品ではないし、心を抉られるようなシーンもあると思うのですが、この映画を観る前と観た後では、世界が変わって見えると思います」

「長年かけて完成した、この映画をたくさんの人に見ていただければと思いますので、皆さんお力をお貸しいただければと思います」とアピールしました。

映画「渇水」は、6月2日より全国ロードショー。
配給：KADOKAWA
©︎「渇水」製作委員会 2023